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旅模様*

旅のあしあと&稽古場日記です   

『WæNDERING』稽古10/23

今日は午前中からみんなで六本木。
水戸岡鋭治さんの『大鉄道時代展』に行ってきました!

http://ism.excite.co.jp/design/rid_E1318555842005/pid_2.html

展示

手前が中島美紀さん、左にいるのが通訳のイ・ジヨンさん
隠れているけど奥にいるのがベックさん


遊び心あふれるデザインにみんな面白がって、
シートにもゆったり座り、リラックス。
ギャラリーのなかも賑やかで、かしこまらずに楽しめました。

展示風景


ほんとうに旅がたのしくなるような、
色んな風景、わくわくする列車の雰囲気、に満ちていました。
「A列車で行こう」とか、言ったらベタなスウィングジャズがずっと流れてて、
でも、失敗してる感じにはぜんぜんなってないで、
来ているのも鉄ちゃんとデザイン生と親子連れが混在。
「お芸術」じゃない、あったかく落ち着くところで、すごく遊んでいるのは、きもちいい。
こんな開かれた空気のなかでやれたらいいなーと思いました。


六本木でランチをたべ、衣装のベッソン・マークさんと合流。
バスで五反田のアトリエに戻って今日の稽古。

マークさん

フランス人のナイスガイ
そして舞台のことになると、するどい考察も飛ばします。
たのもしい!
稽古場は日本語英語韓国語フランス語が入り乱れるグローバルな状況に。

布つけてウォーク

腰に巻いている布は、今日みた列車のイメージ。
「たくさんの客車をうしろに引くイメージで歩く」稽古。
みていると、だんだん、水戸岡さんの列車が走る阿蘇の風景や、
そのあとランチに入ったレストランで流れていたどこかヨーロッパの車窓の風景、が
なんとなく思われてくるものだからふしぎ。
もちろん行ったことなどないのだけれど。

なんだか日下部さん(右)がハナさん(中央)をディスってるようにみえる


タバコ、まきまきさん

休憩中。右から本多麻紀さん、日下部そうさん、シン・ギウォンさん
麻紀さん(通称まきまき)はやはり女優さんなので写りをきにしています


今日扱った動きは「這う」ということ。こんな謎の生物が生まれました

虫 縦

上からギウォンさん、中島さん、ベックさん


★みょうじん語録


「私は柳が好きです。
 柳が風を招いているのか、
 風が柳を弄んでいるのか、
 そのどっちかなーというところが好き」

ゆらゆらとゆれる稽古をしているときに明神さんの言ったひとこと。
明神さんはことさら、「作為」による動きを戒めます。
風によって動くということ、他にも、たとえば川とか、海とか、
そういった大きな力のようなもの、
もしくは、生命としての営み、水をのむとか、脱皮するとか
そういったエネルギーを取り込む、そういうことが
宇宙のエネルギーを顕在化させることだと、
おそらくそのようなことを言っているのだと僕は解釈していますが、
ことさら、人間以外のものを例に出すのが明神さんです。
今日はほかにも、わかめとか、イカの卵とか……
イカの卵? ってなったので、探したら、こんなかんじ
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%8D%B5&hl=ja&prmd=imvnse&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=fBKkTsXrB42bmQWewIygCQ&ved=0CDUQsAQ&biw=1028&bih=683#hl=ja&tbm=isch&sa=1&q=%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%8D%B5&pbx=1&oq=%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%8D%B5&aq=f&aqi=g1g-S4&aql=1&gs_sm=e&gs_upl=1364l1777l0l2131l3l2l0l0l0l0l267l465l0.1.1l2l0&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=e1137bbb3de0c76b&biw=1028&bih=683



「正面よりも、後ろの見えないエナジーのほうを強く感じました」
(ベックさん)

ひとりが中心にたって、他の人がとりかこみ、
みんなでゆらゆらゆれるという稽古をしていたときの、ベックさんのひとこと。
この感覚はぜひ、お客さんもいっしょになって体感してもらいたいですね。
そうしたら劇場ぜんたいがエナジーに満ちる、すてきな空間になっているでしょう。



「今回の作品について、車輪、というのがとってもとってもイメージがあるんですね」

これもその、宇宙のエネルギーを表現したところだと思いますが、
「まわるもの」というのはやはり、大きなエネルギーを感じます。
それは地球からしてそもそも、回っているわけだし
それでめぐるたとえば季節のようなもの、月の満ち欠けとか
我々の感じる宇宙は「まわること」によってはじまっている、というのは
とってもかんたんに納得できることだと思います。
それを演劇によってあばく、というようなこと、
たぶんこれかた試行錯誤していくことになるんだろうと思います。



「私は移動はBMWです。バス、メトロ、ウォーク」(ギウォンさん)
「だったら俺だってBMWだよ、ビール、マッコリ、ウィスキー」(恵篤さん)

これは今日ではなく、昨日の夜居酒屋で飲んでいたときにとびでた発言。
ダジャレによって日韓がつながった瞬間。
くだらなさは国境をこえる。



明日は稽古がお休みなので、日記も更新はまたあさって。



今日の学習:
フラッシュを焚くとぶれにくいけどちょっと暗くなるし、
そもそも稽古中にピカってやるのちょっとこころぐるしい

演出助手・カゲヤマ気象台

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  1. 2011/10/23(日) 19:25:20|
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